電力自由化に伴い、電力会社のユーザー争奪戦が激しい。
我が家は関西電力と大阪ガスだが、大阪ガスから「大阪ガスの電気」のキャンペーンの案内がしきりと来る。
そこで、電気が安いとネットで評判の高い電力会社の電気料金をシミュレーションして年間削減額を調べてみました。
関西で選べる6社の電気料金・サービスを比較した私のおすすめ電力会社は?

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電力自由化とは?

電力自由化がスタートするまでは、地域によって契約する電力会社が予めて決まっていました(独占)。

関東は東京電力、関西は関西電力といった具合に。

電力自由化(自由競争)によって自由に電力会社を選ぶことが出来るようになりました。

一般家庭や商店の電力自由化は2016年4月にスタート。
早3年です。(2019年4月時点)

電力自由化の最大のメリットは電気料金が安くなることです。

電力比較サイトはどうなの?

電力自由化により電気料金が安くなることは節約志向の家庭にとってメリットが大きいです。

但し、問題は新電力会社は500社程度あるということ。
多くの電力会社からどこを選べば一番得なのか?

そこで登場したのが電力比較サイトです。

電力自由化

複数の電力会社を比較して電気料金が安い順にランキングしてくれます。
とても便利です。

しかし、電力比較サイトは一見、メリットだけが目に付きますが、デメリットもあります。

電力比較サイト6社を実際に使ってみた私の結論は「電力比較サイトのランキングを鵜呑みにすると損する事がある(デメリットが大きい)」です。

詳しくは⇒電力比較サイト6社を比較して分かったデメリット~オススメできない電力会社比較サイト

では、どうすれば良いのか?
私は6社の電力会社のサイトで実際にシミュレーションを行い、その電力会社のメリット・デメリットを調べました。
※以下の条件でシミュレーション。

【我が家はの電気使用量】
・エリア:関西電力エリア(従量電灯A
・電気使用量の月平均:450kWh
・年間電気料金:154,000円
※電力会社の年間電気料金の推定値には、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金が基本的に含まれていません。

そこからオススメできる電力会社は以下の4社です。

この4社のサイトの中からシミュレーションを行い、総合的に判断して電力会社を選ぶのが得策だと考えます。

親指でんき

全国13,000件以上の電力削減ノウハウから生まれたPPS新会社です。

「親指でんき」の特長はその豊富なプランです。
ペットを飼っている方や、夜間に電気を沢山使う商店や飲食業向けのプランもあります。

「親指でんき」プラン

「親指でんき」の特長

事業主株式会社ユビニティー
エリア個人:沖縄を除く/法人:沖縄・北陸を除く
プランいいねプランA,/いいねプランB/わんにゃんプラン+/日曜から夜更かしプラン/ゲームプラン/いいねプランC/動力プラン
料金体系従量料金単価は一律(地域別)
基本料金0円/半額(従量電灯A・Bを除く)
解約違約金0円(申込書で申し込みの場合、解約金が発生)
支払方法クレジットカード(法人は口座振替にも対応)
電気使用量の確認WEB(見える化対応)
キャンペーンAmazonギフトカード3,000円分プレゼント(期間限定)
申込WEB(外出先でもわず3分)又は申込書

シミュレーション結果

「親指でんき」の「電気使用量」の入力は1ヶ月のみです。

我が家の場合、電気料金(年間)削減額は21,943円でした。
「親指でんき」シミュレーション結果

詳しくは⇒親指でんき(親指電気)口コミ・評判からメリット・デメリットを徹底解説

↓公式サイト↓

Looopでんき

「Looopでんき」は東日本大震災の被災地に太陽光発電を設置するボランティア活動から誕生した会社です。

プランは一般ご家庭向けの「おうちプラン」と事務所・商店向けの「ビジネスプラン」があります。

「Looopでんき」

「Looopでんき」の特長

事業主株式会社Looop(ループ)
エリア全国(沖縄エリア除く)
プランおうちプラン/ビジネスプラン
料金体系従量料金単価は一律(地域別)
基本料金0円
解約違約金0円
支払方法クレジットカード
電気使用量の確認WEB(見える化対応)
キャンペーンキャンペーンりあり/ソーラー割等の割引あり
申込WEB

シミュレーション結果

「Looopでんき」の「電気使用量」の入力は1ヶ月か12カ月で見積もりができです。

1ヶ月だと電気料金(年間)削減額は14,490円

Looopでんきシミュレーション結果

12ヶ月だと電気料金(年間)削減額は16,684円でした

1ヶ月だけの入力だと、入力する月によって電気料金の年間削減額にバラツキが出ます。12カ月分の入力の方が現実に近い数値が出ます。

「Looopでんき」シミュレーション結果年間

詳しくは⇒Looopでんき(ループ電気)の口コミ・評判は本当?申し込みの前に弱点をチェック!

↓電気料金をシミュレーション↓

あしたでんき

「あしたでんき」は東京電力グループの会社で、子会社と言っても良いでしょう。

従量料金が「Looopでんき」よりどのエリアでも0.5円/kWh安いのが特長です。

プランは「標準プラン」と「たっぷりプラン」の2種類。
「たっぷりプラン」は電気使用量が700kWh/月以上の場合、お得なプランです。
※電力量単価は「標準プラン」に比べて4.5円/kWh安いですが基本料金がかかります。

「あしたでんき」の特長

事業主TRENDE株式会社
エリア北海道/北陸/四国/沖縄を除く
プラン標準プラン/たっぷりプラン
料金体系従量料金単価は一律(地域別)
基本料金0円/3,000円(たっぷりプラン)
解約違約金0円
支払方法クレジットカード
電気使用量の確認WEB(見える化対応)
キャンペーンあり(期間限定)
申込WEB(最短)

シミュレーション結果

「あしたでんき」の「電気使用量」の入力は1ヶ月のみです。
月平均に近い使用月(3月分)で出してみました。

我が家の場合、「年間最大 12,074 円(税込)おトクに!」でした。

「あしたでんき」シミュレーション結果

詳しくは⇒「あしたでんき」の口コミ・評判は?申し込みの前にデメリットをチェック

楽天でんき

楽天でんき(旧まちでんき)は楽天グループの電力会社です。

電気の使用で楽天ポイントが付くので楽天ユーザーに特に人気です。

楽天でんき

「楽天でんき」の特長

事業主楽天エナジー
エリア全国
プラン1種類
料金体系従量料金単価は一律(地域別)
初期費用・基本料金0円
解約違約金0円
支払方法クレジットカード
電気使用量の確認WEB(見える化対応)
キャンペーン申込時に2,000ポイント進呈
申込WEB

シミュレーション結果

「楽天でんき」の「電気使用量」の入力は1ヶ月のみです。
月平均に近い使用月(3月分)で出してみました。

我が家の場合、電気料金(年間)削減額は18,878円でした。

楽天でんきシミュレーション結果434
削減額には申込時のボーナスポイント2000ポイント及び電気料金をラ楽天カードで支払った場合に付く支払ポイントが加算されています。

詳しくは⇒「楽天でんき」の口コミ・評判からメリット・デメリットを徹底調査

↓電気料金シミュレーション↓

その他の電力会社

私は上記の4社の電力会社以外にも「大阪ガスの電気」及び「ENEOSでんき」の2社もシミュレーションしています。

しかし、この2社は上記の電力会社に比べるとメリットが低いので、オススメではありません

興味のある方、下記の記事をご覧下さい。

「関西電気+関西ガスVS大阪ガス+大阪ガスの電気」比較~どっちが安い?

「ENEOSでんき」の口コミ・評判を見るまでもないデメリットを暴露

従量料金比較

上記の4電力会社の従量料金の比較表です。
「親指でんき」は「いいねプラン」、「Looopでんき」は「おうちプラン」、

北海道電力エリア(従量電灯B・Cの場合)

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき北海道電力
~120kWh29円/kWh29円/kWh×29.50円/kWh23.54円/kWh
120~280kWh29.72円/kWh
280kWh~33.37円/kWh

東北電力エリア(従量電灯Bの場合)

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき東北電力
~120kWh26円/kWh26円/kWh25.5円/kWh26円/kWh18.24円/kWh
120~300kWh24.87円/kWh
300kWh~28.75円/kWh

東京電力エリア(従量電灯Bの場合)

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき東京電力
~120kWh26円/kWh26円/kWh25.5円/kWh26円/kWh19.52円/kWh
120~280kWh26.00円/kWh
280kWh~30.02円/kWh

中部電力エリア(従量電灯B・Cの場合)

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき中部電力
~120kWh26円/kWh26円/kWh25.5円/kWh26円/kWh20.68円/kWh
120~300kWh25.08円/kWh
300kWh~27.97円/kWh

北陸電力エリア

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき北陸電力
~120kWh×××21.5円/kWh17.52円/kWh
120~300kWh21.33円/kWh
300kWh~23.02円/kWh

関西電力エリア(従量電灯Aの場合)

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき関西電力
~120kWh22円/kWh22円/kWh21.5円/kWh22円/kWh19.95円/kWh
120~300kWh25.33円/kWh
300kWh~28.76円/kWh

中国電力エリア(従量電灯A・Bの場合)

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき中国電力
~120kWh24円/kWh24円/kWh23.5円/kWh24円/kWh20.40円/kWh
120~300kWh26.96円/kWh
300kWh~29.04円/kWh

四国電力エリア(従量電灯Aの場合)

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき四国電力
~120kWh24円/kWh24円/kWh×24円/kWh20.00円/kWh
120~300kWh26.50円/kWh
300kWh~29.95円/kWh

九州電力エリア

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき九州電力
~120kWh23円/kWh23円/kWh22.5円/kWh23円/kWh17.19円/kWh
120~300kWh22.69円/kWh
300kWh~25.58円/kWh

沖縄電力エリア

電気使用量親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき沖縄電力
~120kWh×××26.5円/kWh22.53円/kWh
120~300kWh27.97円/kWh
300kWh~29.91円/kWh

新電力会社のメリット・デメリット

メリット

今回取り上げたおすすめの新電力会社に共通するメリットは以下のものです。
・基本料金0円・解約違約金0円
※基本料金はプランによります。
・電気料金が安い
・時間ごとの電気使用量がWEBで確認でき、節約意識が高まる。
・WEBから簡単に申し込める。

デメリット

・支払いは基本、クレジットカードのみ
・紙の検針票はなくなる。WEBで確認
・独り住まいなど電気使用量が少ないと大手電力会社より割高になる場合がある。
・オール電化・深夜料金割引等がある場合、大手電力会社より割高になることがある。
・離島はエリア対象外

おすすめ電力会社のまとめ

比較一覧表

電力会社名親指でんきLooopでんきあしたでんき楽天でんき
事業主株式会社ユビニティー株式会社Looop(ループ) TRENDE株式会社楽天エナジー
電気使用量入力1ヶ月1ヶ月/12カ月1ヶ月1ヶ月
年間電気料金削減額(推定)21,943円16,684円 12,074円15188円
エリア沖縄を除く(法人:沖縄・北陸を除く)沖縄除く北海道/北陸/四国/沖縄除く全国
プラン8プラン2プラン 2プラン1プラン
料金体系従量料金単価は一律(地域別)
基本料金0円※一部のプラン除く
解約違約金0円
支払方法クレジットカード(「親指でんき」法人は口座振替あり)
電気使用量の確認WEB(見える化対応)
キャンペーンありあり/ソーラー割等の割引ありありあり
申込WEB(「親指でんき」は申込書でも受付可だが解約手数料発生)

※キャンペーンはいずれも期間限定です。

どこの電力会社が一番得か?

上記の比較表を見る限り、「親指でんき」のおトク度が一番高いです。
しかしながら、従量料金単価は「あしたでんき」以外は横並びなので、この数値を鵜呑みにするのは得策ではありません。

シミュレーションは1ヶ月分の使用量を入力して算出するので、電力会社によって年間使用量に違いが出ます。
※入力する月を変えるとかなりの差がでます。

従って、シミュレーション結果だけで電力会社を選ぶのは誤りです。

電力会社の選び方

従量料金(電力単価)だけで見ると、「あしたでんき」が一番安いです。
但し、サービス対象外のエリアもあります。

「あしたでんき」以外の3社の従量料金は横並びです。
※但し、北海道電力エリアは楽天が0.5円高いです。

プランで選ぶ

「楽天でんき」以外は、プランが分かれています。
一番プランが豊富なのは「親指でんき」です。

キャンペーンで選ぶ

各電力会社ともキャンペーンを実施する場合があります。
最終的に電力会社選びに迷った時、キャンペーンを比較して選ぶのもありです。
※キャンペーンは初年度のみです。

我が家の乗り換え電力会社は?

関西エリアは、どの電力会社もサービス対象エリアです。
我が家の電気使用量の月平均は450kWh。
我が家に該当するプランは以下です。

親指でんき:いいねプランA(22円/kWh)
Looopでんき:おうちプラン(22円/kWh)
あしたでんき:標準プラン(21.5円/kWh)
楽天でんき:プランは1種類のみ(22円/kWh)

上記の新電力会社は契約期間の縛りがないく、解約違約金も0円です。もちろん、初期費用も0円。

ハッキリ言って、我が家の場合は、どの電力会社を選んでも電気料金の削減額はほぼ同じ。

まずは1社と契約して、対応等に満足できなければ、他の電力会社に乗り換えることも全然OKです。

今回は、現在(2019年4月27日~5月10日)キャンペーン(Amazonギフト券3,000円)を実施中で、豊富なプランが用意されている「親指でんき」に申し込みを行うつもりです。
※後日に記事にします。