住民税の納め方には普通徴収と特別徴収がありますが、普通徴収の場合、第1回の納期限は6月末です。
住民税の支払は原則、現金ですが、クレジットカードやスマホ決済でも可能です。
但し、支払い方法によっては、ポイントが付く場合と付かない場合があります。
クレジットカード、PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、FamiPay(ファミペイ)、au PAY、d払い、nanaco、WAONなどの支払いでポイントは付くのか付かないのか、徹底解説致します。

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住民税とは?

住民税とは、住んでいる地域の住民に課せられる税金のことで都道府県民税(都民税・県民税など)と市町村民税(特別区民税・市民税など)を指しています。
1月1日時点での住所地の都道府県と市区町村から課税されます。

住民税の納め方には普通徴収と特別徴収があります。

●普通徴収
●特別徴収

特別徴収とは?

会社勤めのサラーリーマンは通常、特別徴収です。
特別徴収は、給料から天引きされます。

普通徴収とは?

普通徴収とは、納税者が自ら市区町村に住民税を納税するもので、自営業者、フリーランスの方など特別徴収の対象とならない人に適用される住民税の徴収方法です。

普通徴収は年何回?

普通徴収の場合、市より送付された納税通知書(納付書)によって年1回(一括)または年4回(分割)で住民税を納めます。

普通徴収の納期限

住民税の納付は、6月(第1期)、8月(第2期)、10月(第3期)、翌年1月(第4期)のそれぞれ末日までを納期限となります。

特別徴収の場合、ポイントは付きませんが、普通徴収では、払い方によって、ポイントが付くことがあります。

普通徴収の支払方法

普通徴収の場合、納付書に支払方法(納付方法)の記載があります。
以下は一例です。

納付場所

●指定の金融機関
●ゆうちょ銀行・郵便局
●市役所
●コンビニ
●インターネット

納付方法

住民税の納付は原則、現金です。
しかし、現金以外で納付が可能な場合があります。
税金

口座振替

取扱金融機関の預貯金口座から納期限ごとに自動的に振替納付する方法です。
納付の手間や納め忘れもなく、一度の申込だけで次回以降もそのまま継続できます。

デメリットは、ポイントが付かないことです。

インターネット:地方税お支払いサイトによる納付

納付書に印刷された地方税東一QRコード(eL-QR)を地方税共同機構が運営する「地方税お支払いサイト」で読み取り、同サイトが提供する納付手段で納付します。
スマホで手続きを行います。
クレジットカード納付(上限は1000万円)も可能です。

尚、地方税お支払いサイトによる納付では、クレジットカードの使用は可能ですが、支払手数料が必要です。

クレジットカードの支払いによってポイントが付きますが、通常、クレジットカードのポイント還元率は0.5%なので、支払手数料の方が多いので、賢明な支払い方法ではありません。

コンビニエンスストア納付

専用のバーコードが印刷された納付書を市指定のコンビニエンスストアに持参し、現金で納付します。
原則は現金ですが、nanacoは使用可能です。

住民税のスマホ決済でポイントは付く?

住民税の支払いは原則、現金です。
しかし、現金で支払ってもポイントは付きません。
では、住民税をスマホ決済で行なった場合、ポイントは付くのでしょうか?
スマホ決済による住民税の支払でポイントが付くサービスがあります。
但し、ポイントが付くサービスであっても、市町村区によってはポイント還元の対象外の場合があります。
市町村区の情報でご確認下さい。

PayPay(ペイペイ)

PayPayでは「PayPay請求書払い」という機能を使う事によって、住民税を支払うことが可能です。
この場合、住民税の納付書に印刷されたバーコードをPayPayアプリで読み込見込み、住民税の支払を行います。
但し、PayPayで住民税を支払うときに利用できるのは「PayPay残高」のみです。

コンビニや金融機関などなどに出向いて支払う必要がないので、とても便利です。

デメリットは、PayPayで住民税を支払ってもポイント還元を受けることはできないこと。
※2022年4月で請求書払いがポイント還元の対象外となりました。

楽天ペイ

楽天ペイでは、住民税の納付書に記載されているバーコード・QRコードを楽天ペイアプリで読み取って、楽天キャッシュ・楽天ポイントでお支払いができます。
「楽天カード」から「楽天キャッシュ」へチャージをすると0.5%の「楽天ポイント」が還元されるため、現金で支払うより0.5%お得になります。
また、楽天ポイントの期間限定ポイントの利用も可能です。

また、楽天ペイでは、キャンペーンを実施する場合があるので、0.5%にプラスアルファのポイントを獲得できることもある。
楽天カード

LINE Pay

LINE Payでは、請求書払いで住民税の納付が可能です。
但し、PayPayと同様、税金の支払いはポイント還元対象外です。
従って、LINE Payで住民税を支払ってもポイントは付きません。

FamiPay(ファミペイ)

FamiPay(ファミペイ)では、FamiPay請求書支払いで、住民税の納付が可能です。
ファミマTカードでチャージする事でクレジットチャージにおけるポイント還元率0.5%が付きます。
尚、ファミペイの決済ボーナス(0.5%分)は付与対象外です。
その代わり1件あたり10円分のボーナスがもらえます。

又、ファミペイにチャージをするなら毎月10日、25日にそれぞれ3000円以上をチャージすると、アイスやお菓子などの無料引換クーポンがもれなくもらえます。

au PAY

au PAYはこれまで請求書支払いに対してベースポイント200円あたり1Pontaポイントを加算していたが、2023年4月1日以降は対象外となりました。

但し、au PAY ゴールドカードからau PAY 残高にチャージすると、チャージ金額に対してポイントが1%還元されます。
※au PAY ゴールドカードは特典が多いですが、年会費が11,000円(税込)かかります。

尚、au PAY(コード支払/請求書支払い)200円(税込)以上の決済でPontaポイントが必ず当たる”たぬきの大抽選会”を実施する場合があります。

d払い

d払いでは、「請求書払い」で住民税の支払が可能ですが、請求書払いはポイント付与の対象外です。

また、d払い請求書払いは、d払い残高での支払となります。
銀行口座、セブン銀行ATMからのチャージとなるので、クレジットカードからのチャージは不可です。
従って、クレジットカードからのチャージによるポイントも付きません。

nanaco

nanacoは、セブンイレブンなどのイトーヨーカ堂グループで使える電子マネーです。
予めチャージして店頭での支払いに使用します。

住民税はnanacoで支払可能です。
しかし、nanacoは現金扱いなので、nanacoで住民税を支払ってもポイントは付きません。

nanacoにセブンカード・プラスからチャージすることで、クレジットカードのポイントが200円につき1ポイント(ポイント還元率0.5%)付きます。
※nanacoに現金でチャージしてポイントは付かないのでご注意下さい。

尚、nanacoにチャージできる上限額は5万円です。
又、一回のクレカチャージでチャージできるのは3万円までで、クレカチャージができるのは1日1回までになっています。
3万円を超える支払いにはチャージに2日かかるので注意が必要です。
セブンカード・プラス

WAON(ワオン)

WAONはイオングループが発行しているタッチ決済可能な便利な電子マネーです。
WAONで住民税の支払が可能*ですが、ポイントは貯まりません。
税金や公共料金の支払いはポイント付与の対象外です。
*全国のミニストップでの支払いとなります。

但し、WAONへのオートチャージでポイントが貯まります。
WAONのオートチャージは、クレジットカードからのチャージ分200円に1WAONポイント(ポイント還元率0.5%)が貯まります。

尚、ポイント付与の対象となるカードは「イオンカードセレクト」です。[t_aeoncard-select]

住民税の支払でポイントが付くお得な払い方【まとめ】

住民税の支払は原則、現金です。
しかし、クレジットカードやスマホ決済も可能です。
但し、支払いそのものではポイントが付きません。
ポイントが付くのはクレジットカードが絡んだ時です。
尚、住民税の支払いにどのサービスが使えるかは、市町村区によって異なりますので、納付書やHP等でご確認をお願いします。

比較一覧表

サービス名支払い方法ポイントその他
クレジット払いeL-QRクレジットカードのポイント還元納付書※手数料要
PayPay(ペイペイ)請求書支払い×納付書
楽天ペイ請求書支払い楽天カードからチャージで0.5%還元納付書
LINE Pay請求書支払い×納付書
FamiPay(ファミペイ)請求書支払いファミマTカードからチャージで0.5%還元納付書
au PAY請求書支払いau PAY ゴールドカードからチャージで1%還元納付書
d払い請求書払い×納付書
nanacoバーコードセブンカード・プラスからチャージで0.5%還元セブンイレブン
WAONバーコードイオンカードセレクトからのオートチャージで0.5%還元ミニストップ

住民税の支払でポイントが付くお勧めの支払い方法

普段、どのサービスを良く利用するかで、利便性は異なります。

au PAY

ポイント還元率だけで見ると、au PAY ゴールドカードからチャージで1%還元があるau PAYの請求書支払いが一番お得です。
但し、au PAY ゴールドカードが年会費が11,000円(税込)かかります。
auのサービスを良く使う方には検討の余地ありです。

楽天ペイ

楽天カードは年会費無料。
楽天カードからチャージして楽天ペイで請求書払いすると、クレジットカードのポイントが0.5%付きます。

楽天ペイでの住民税の支払は、コンビニ等に行かなくてもいつでもどこでも可能なので、簡単です。⇒楽天カード