「iPhone電池の減りが異常に早い」ということはありませんか?
「100%充電しても、iPhone電池がすぐなくなる」と時に真っ先に浮かぶのが、「電池交換」です。
しかし、「iPhone電池の減りが早い=電池交換」とは限りません。
iPhone電池の減りが早いのは、電池の寿命以外にも原因がある可能性があります。
では、電池の寿命がどうかを見極める方法はあるのでしょうか?
電池寿命を伸ばす方法、電池交換の時期を見極めるポイントについて徹底解説します。

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iPhone電池の減りが早い原因

「iPhone電池の減りが早い=電池の寿命」と考えがちですが、実はiPhone電池の減りが早い原因は1つではありません。

iPhoneの電池を交換するのは、最終手段です。

iPhone充電

iPhone電池の減りが早いのには電池の劣化以外に以下の原因が考えられます。

①アプリ
②位置情報サービス(GPS)
③Wi-Fi接続
④Bluetooth機器とのペアリング

アプリ

貴方のiPhoneにアプリはいくつ入っているでしょうか?

アプリは、実際に操作する以外にもバックグラウンドで動いています。
その間、電力を消費しています。
これをバックグラウンド処理といいますが、アプリが多ければ多いほど、バッテリーの消費も多くなります。

また、通知をオンにしている場合も、アプリは常時待機状態なので、バッテリーが消費されます。

常時必要なアプリか、通知は必要かを見極め、設定をOFFにすること、バッテリーの消費を抑えることが出来ます。

位置情報サービス(GPS)

地図アプリ等では位置情報サービス(GPS)が使われますが、位置情報サービス(GPS)をONにしていると、常時、位置を探すのに電力が使われ、バッテリーが消耗します。

Wi-Fi接続

Wi-Fi環境にある時、Wi-Fi接続をONにしていると、モバイルデータ通信の消費を抑えることが出来、経済的です。

しかし、Wi-Fi環境にない場所や、Wi-Fi接続が必要でない時も、Wi-Fi接続をONに設定していませんか?

Wi-Fi接続をONにした状態では、iPhoneは絶えず、Wi-Fi電波を探しており、その間、電力が消費されています。

Wi-Fi環境にない場所では、骨折り損のくたびれ儲けとしか言いようのない事態です。

Wi-Fi環境にない場所や、Wi-Fi接続が必要でない時は、Wi-Fi接続をOFFにしましょう。

Bluetooth機器とのペアリング

Bluetooth機器とのペアリングでも電力を消費します。
これはWi-Fi接続接続と同じです。

バッテリーは過充電しない

「電池の残量を30%~80%の間でキープするのが電池を長持ちさせるコツ」という情報がありますが、正しくありません。

問題は過充電です。

100%までフル充電した後も充電し続けるのはよくありません。
そういう意味で、睡眠中の充電は過充電を起こしやすいの要注意です。

尚、電池残量が完全に0になってからの充電は電池に負担をかけます。
電池残量が20~30%になる前に充電しましょう。

終電をしながらiPhoneを操作しない

iPhoneの電池残量が少ないからと言って、充電しながら、iPhoneの操作をしていませんか?
充電と操作を同時に行うと電池は熱くなります。
熱は電池を劣化させる原因の1つです。

以上、iPhone電池の劣化(寿命)以外に考えられる「iPhone電池の減りが早い原因」について見てきました。

では、iPhone電池の交換時期はいつでしょうか?

iPhone電池寿命は何年?

iPhoneの電池交換の時期について説明する前に、電池とバッテリーの違いについて触れます。

電池とバッテリーの違い

当記事は「電池交換」と表現していますが、厳密には「iPhoneのバッテリー交換」です。

電池とバッテリーの違いは充電できるかどうかにあります。

・電池:充電できない(乾電池、ボタン電池等)~1回使い切り
・バッテリー:充電できる(車、スマホ等)

ただ、一般的には電池もバッテリーも混同されて使われることが多いです。
当記事でも、電池とバッテリーと言う言葉が混在しておりますが、「電池=バッテリー」とご理解下さい。

充電できるのが「バッテリー」ですが、充電する回数には限度があります。
そこで、やがて「バッテリー」を交換する必要があります。

Appleが以前に発表したiPhoneの電池寿命は3年
但し、iPhone5sに使われているリチウム電池の寿命はおよそ2年と言われています。

又、「iPhone電池の充電できる回数は500回」とも言われています。
ただ、ネットでは、「500回」という回数について誤解した記事があります。
iPhone電池の充電回数の「回数」とは、単に充電した回数ではなく、0→100%を1回とカウントします。

例えば、以下のケースを考えます。

①電池残量50%からフル充電=0.5回
②電池残量80%からフル充電=0.2回
③電池残量90%からフル充電=0.3回

単に充電した回数を見ると3回の充電です。
しかし、3回の充電で0→100%です。

この場合、①②③で1回とカウントします。

ただ、いつどれくらい充電したか覚えている人は皆無でしょう。
Appleが発表した電池寿命を目安にするのが一番です。

メーカーの発表している電池寿命年数は平均的な充電回数を目安に算出されたものですので、普通に使っていれば、この電池寿命に当てはまります。

私は2016年12月にY!mobileでiPhone5sを購入しました。
3年以上経っています。

「電池の減りが早い」と思うようになったのが1年くらい前ぐらいなので、「iPhone5sの電池寿命は2年」というのは正しいと言えます。

iPhoneの電池交換を考える時期

以下のような症状が出ている時は、電池交換の時期です。

①急に再起動が掛かってしまう。
②使用していると、目に見えて残量がどんどん減っていく。
③充電しても全く充電されない。

劣化したiPhone電池を使い続けるとどうなる?

「iPhoneの電池の減りが早い」ので、頻繁に充電する必要があります。
特に外出時は不便です。
外出先でネット閲覧していると、電池がみるみる減っていきます。
外出時はモバイルバッテリーの携帯は必須です。

このように劣化したiPhone電池を使い続けるのには手間がかかります。
では、この手間を我慢すれば、劣化したiPhone電池を使い続けても問題はないのでしょうか?
それが大ありです。

劣化した電池を使い続けると以下の問題が発生する可能性があります。

①突然、充電できなくなる。
②iPhoneが壊れる。
③劣化したバッテリーは膨張することがある。

iPhone電池交換の方法

iPhoneの電池を交換するには以下の3つの方法があります。

①自分でiPhoneの電池交換
②AppleStore直営店又はApple正規店でiPhoneの電池交換
③非正規店(iPhone修理業者)でiPhoneの電池交換

iPhoneの電池交換の各々の方法のメリット・デメリットは以下になります。

自分でiPhoneの電池交換

●メリット:料金が安い・早い
●デメリット:失敗する可能性、バッテリーの当たりはずれあり

AppleStore直営店又はApple正規店でiPhoneの電池交換

●メリット:安心
●デメリット:料金が高い、通常遅い(予約してもすぐ取れない)、データーのバックアップ必要。

非正規店でiPhoneの電池交換

●メリット:早い(最短即日)。料金は正規店より料金が安い場合がある。
●デメリット:業者の当たりはずれあり。

▶iPhone電池交換の方法について詳しくは⇒iPhoneの電池交換3つの方法【徹底比較】時間・料金・メリット・デメリット