「Looopでんき(ループ電気)」は「電気代が安くなった」という口コミ・評判がネットで多い人気の新電力会社です。
口コミ・評判では「Looopでんき」のはメリットばかりが強調されていますが、弱点デメリットはないのでしょうか?
「Looopでんき」の口コミ・評判を徹底調査して分かった申込の前に押えるべき弱点をご紹介します。
「Looopでんき」とは?
「Looop電気」ではなく「Looopでんき」と「電気」を「でんき」と表記するのは、新電力会社の特徴ですね。
さらに、「Looopでんき」の読み方は「ループでんき(電気)」ですが、「Loop」ではなく、「Loop」と「o」が1個多いです。
「Looopでんき」とは、どんな会社でしょうか?
「Looopでんき」はとんな電力会社?
「Looopでんき」は東日本大震災の被災地に太陽光発電を設置するボランティア活動から誕生しました。
その経験から、お客さま自身で設置できる太陽光発電所を開発。
自然エネルギーをもっと身近に感じてもらいたいという想いから、お客様のもとに電力をお届けする電力小売事業「Looopでんき」を開始。
既に約40,000件を超えるお客さま、大手企業や工場等へ電気の供給実績あり!
※2017年4月時点
「Looopでんき」のメリット
「Looopでんき」のメリットは以下の通りです。
・基本料金0円
・お支払いは使った分だけ
・電力会社の送電網を使って電気をお届け。電気の品質・信頼性は今まで通り
・解約手数料も0円!違約金ナシ!
・24時間、WEBからいつでもお申込みが可能!
・ブレーカーが落ちる心配がない
・無料アプリで使用料を簡単に把握できる
これ以外に、「かけつけるーぷ」というサービスがありますが、サポートは首都圏のみです。
「Looopでんき」のプラン
「Looopでんき」料金プランは以下の2つです。
●一般ご家庭向け:おうちプラン
●事務所・商店向け:ビジネスプラン
※一部ご家庭含む。
おうちプラン料金表
ビジネスプラン料金表
そして、以下の注釈があります。
北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、九州電力のお客様へ
従量電灯Cのお客様はLooopでんきではビジネスプランとなります。
関西電力、中国電力、四国電力のお客様へ
従量電灯Bのお客様はLooopでんきではビジネスプランとなります。
「Looopでんき」でシミュレーション
「Looopでんき」はサイトでシミュレーションができます。
エリアは全国対象。
では、我が家の電気料金のシミュレーションをやってみます。
[t「Looopでんき」シミュレーション]
エリアによって違うプランが表示されます。
従量電灯A 従量電灯B(30A 40A 50A 60A)。
我が家は関西電力エリア(従量電灯A)。
電気料金の月平均は450kWh。
「Looopでんき」の「電気使用量」の入力は1ヶ月か12カ月で見積もりができです。
他の電力会社と見積もりを合わせる為、月平均に近い使用月(3月分)で出してみました。
「Looopでんき」のお得度は?
シミュレーション結果は、
Looopでんきにすると年間で「14,490円」お得です。。
「Looopでんき」の年間電気代
シミュレーションでは年間電気代は以下になっています。
◇いままでの年間電気代:125,656円
◇Looopでんきの年間電気代:111,166円
我が家が実際に支払った年間電気代は153,600円。
27,944円(月額2,328円)の差があります。
この差は、料金シミュレーションには、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金は含んでいないことが主な原因ですが、ちょっと差が大きいです。
「楽天でんき」のシミュレーションでは月額2,000円の差があったので、さらに約300円多いです。
「楽天でんき」のシミュレーション記事は⇒「楽天でんき」の口コミ・評判からメリット・デメリットを徹底調査
恐らく、1ヶ月だけの月額料金の入力でシミュレーションしたので、年間予測電気代に差がでたのではないかと考えられます。
正確を期す為、12ヶ月で見積もりをシミュレーションしてみます。
※対象月は2018年4月から2019年3月
12カ月見積もりでシミュレーション
シミュレーション結果は以下になりました。
◇いままでの年間電気代:134,868円
◇Looopでんきの年間電気代:118,184円
年間得する金額は16,684円。
3月の1ヶ月だけでシミュレーションした金額より約2,000円安くなりました。
「Looopでんき」が計算した「いままでの年間電気代」と実際の年間電気代との差は、18,732円となり、燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金を加味すると、ほぼ、実際に近い数値になりました。
やはり、電気料金のシミュレーションで現実に近い数字を出すには12ヶ月分で見積もりを出す方が得策です。
「Looopでんき」のその他の割引
シミュレーション結果には以下の割引の記載があります。
・Looopでんき+ ソーラー割:▲5,372円
・Looopでんき+ ソーラー割 L:▲5,372円
・Looopでんき+ Looopでんち割:▲16,116円
これは太陽光発電のソーラー割等のことで、太陽光発電を設置して、発電した電気を「Looopでんき」に供給する方等が対象です。
次に「Looopでんき」の口コミ・評判を見ていきましょう。
「Looopでんき」の口コミ・評判
良い口コミ・評判
「関西電力からLooopでんきに切替えて、1年経過しました。
Looopでんきサイトでの実績表示ですが25,000円強節約できたとの表示です。」
「1年以上使ってますが特に問題なく、1年で1か月分の電気代節約出来てます。8%のダウンです。サポートが悪いとの事ですがそもそもサポートなど必要でしょうか?切り換えてしまえば必要ないと思います。」
※サポートに関しては、後述の「悪い口コミ・評判」に出てきます
「FITが2割ぐらいとかなり高い比率で、これからのエネルギーとしてとても期待できる会社です。」
「どの時間に電気を利用しても一定ということで生活スタイルにと照らし合わせてシュミレーションした結果、電気料金が安くなることがわかったので契約をしました。」
「気に入っている点ですが、基本料0円、解約違約金なし、安定した供給量、アプリで利用状況を確認できるところです。
基本料金0円の時点で毎月1000円ほどお得になります。 」
「Looopでんき」の良い口コミの内容の内容をまとめると以下になります。
・アプリで使用状況を確認できる
・解約違約金がかからない
悪い口コミ・評判
「サポートのスキルが低すぎてお客様からの質問に全く答えられないし言葉遣いから全てに至るまで礼を失した対応をする人員がほとんどです。」(2017年9月)
「クレジットカードで支払いをしていますが、過去に数回 二か月分一気に引き落とされる月があり困惑しました。 システム障害でした。」(2018年11月)
「Webページの不具合があった際にコールセンターに繋がりにくくなった。」
「Looopでんき」の弱点
「Looopでんき」の弱点と言えるものは以下です。
・1人ぐらしなど使用量が少ないと損する場合がある。
・支払いはクレジットカードのみ
・使用量(利用明細)はWebかアプリで確認する
・スマートメーターへの切り替えが必要
Looopでんきのお得なキャンペーン情報は?
1時間毎の電力使用量や節約額、請求情報等を
アプリで簡単にご確認いただけます。
アンペアブレーカー撤去
WEBサイトからのみお申込みを受け付けております。
最新の検針票をご用意いただき、必要事項を入力してください。
お電話でのお申し込みは承っておりません。
オール電化向けのプランの多くは深夜料金が安い料金設定になっています。
しかし、「Looopでんき」は料金設定が一定です。
従って、オール電化のご家庭でLooopでんきを契約してしまうと、今までよりも高くなってしまうケースが多い
「Looopでんき」切り替え後はアンペアブレーカー契約ではなく、実量制を採用しておりますのでアンペアブレーカー撤去の工事が発生します。
支払いはクレジットカードのみ
「Looopでんき」の毎月の支払いはクレジットカード決済のみです。
※利用可能なカードはVisa、MasterCard、American Express、DinersClub、JCBカード。
デビットカードやプリペイドカードは使用出来ません。
スマートメーターが必要
スマートメーターとは、新しい電力量計のことです。通信機能があり、遠隔地からの検針などが可能になります。
スマートメーターが設置されていない場合は、一般送配電事業者(東京電力など)が原則無料で設置します。
スマートメーター設置済みの場合、「Looopでんき」への切り替えのための工事は原則不要です。
スマートメーターへの取替は、お客さまが特段お手続きいただく必要はございません。
東京電力、九州電力を除く電力会社とご契約中の場合は、5分から15分ほど停電が発生します。
紙の検針票がない
「Looopでんき」はスマートメーターで電気使用量を把握できるため、検針に人が回ってきて紙の検針票を置く必要がない為、明細はウェブ又は公式アプリからの確認となります
「Looopでんき」と地域電力会社の料金比較
従来の電力会社の料金体制に比べるとシンプルで、お得な料金体制に思えますが、電気使用量によっては、高くなるケースがあります。
エリア別従量料金比較
「Looopでんき」は全国対応です。
※沖縄離島を除く
エリア別に地域電力会社と「Looopでんき」の従量料金(おうちプラン)の違いを見ていきます。(2019年4月時点)
北海道電力エリア(従量電灯B・Cの場合)
電気使用量 | Looopでんき | 北海道電力 |
---|---|---|
~120kWh | 29円/kWh | 23.54円/kWh |
120~280kWh | 29.72円/kWh | |
280kWh~ | 33.37円/kWh |
東北電力エリア(従量電灯Bの場合)
電気使用量 | Looopでんき | 東北電力 |
---|---|---|
~120kWh | 26円/kWh | 18.24円/kWh |
120~300kWh | 24.87円/kWh | |
300kWh~ | 28.75円/kWh |
東京電力エリア(従量電灯Bの場合)
電気使用量 | Looopでんき | 東京電力 |
---|---|---|
~120kWh | 26円/kWh | 19.52円/kWh |
120~280kWh | 26.00円/kWh | |
280kWh~ | 30.02円/kWh |
中部電力エリア(従量電灯B・Cの場合)
電気使用量 | Looopでんき | 中部電力 |
---|---|---|
~120kWh | 26円/kWh | 20.68円/kWh |
120~300kWh | 25.08円/kWh | |
300kWh~ | 27.97円/kWh |
北陸電力エリア
電気使用量 | Looopでんき | 北陸電力 |
---|---|---|
~120kWh | 21円/kWh | 17.52円/kWh |
120~300kWh | 21.33円/kWh | |
300kWh~ | 23.02円/kWh |
関西電力エリア(従量電灯Aの場合)
電気使用量 | Looopでんき | 関西電力 |
---|---|---|
~120kWh | 22円/kWh | 19.95円/kWh |
120~300kWh | 25.33円/kWh | |
300kWh~ | 28.76円/kWh |
中国電力エリア(従量電灯A・Bの場合)
電気使用量 | Looopでんき | 中国電力 |
---|---|---|
~120kWh | 24円/kWh | 20.40円/kWh |
120~300kWh | 26.96円/kWh | |
300kWh~ | 29.04円/kWh |
四国電力エリア(従量電灯Aの場合)
電気使用量 | Looopでんき | 四国電力 |
---|---|---|
~120kWh | 24円/kWh | 20.00円/kWh |
120~300kWh | 26.50円/kWh | |
300kWh~ | 29.95円/kWh |
九州電力エリア
電気使用量 | Looopでんき | 九州電力 |
---|---|---|
~120kWh | 23円/kWh | 17.19円/kWh |
120~300kWh | 22.69円/kWh | |
300kWh~ | 25.58円/kWh |
「Looopでんき」で高くなる人
「Looopでんき」で電気料金が高くなる可能性のある人は次の方です。
電気使用量が少ない人
上記の表で黄色マーカーの電気使用量の従量料金は、「Looopでんき」より地域電力の方が安いです。
但し、地域電力会社では従量料金以外に基本料金(又は最低料金)がかかります。
従って、一概には言えませんが、黄色マーカーの電気使用量のご家庭では、電気料金が「Looopでんき」より高く可能性があります。
確かなことはシミュレーションでご確認下さい。
割引料金のある人
シミュレーションでは見えない部分に割引料金があります。
シミュレーションは一般料金での比較なので、貴方のご家庭で深夜割引等がある場合、逆に「Looopでんき」の方が高くなる可能性があります。
「Looopでんき」メリット・弱点まとめ
「Looopでんき」メリット・弱点まとめです。
メリット
・電気料金が安くなる
・解約違約金ナシ
・アプリで30分ごとの電気使用量が分かり節約意識が高まる。
弱点
①電気使用量が少ない、又は深夜割引(オール電化)等がある場合、電気料金が高くなるケースがある。
②サポート体制が弱い
②支払いはクレジットカードのみ
③スマートセンサーに交換する必要がある。
④紙の検針票はない。WEBまたはアプリで確認
⑤申し込みはWEBのみ
弱点もメリット
①②以外の弱点は実はメリットにもなります。
②のサポートに関する悪い口コミは昨年以前のものです。
サービスが開始後、申込後殺到すると、対応が十分でないケースはどの会社でも見られます。
最近の口コミでは「電話の繋がり具合及びオペレーターの対応もすごくいい」とあり、改善されているようです。
支払いはクレジットカードのみ
クレジットカード払いだと現金で支払うのに比べてポイントが貯まります。
スマートセンサーを設置する必要がある。
「Looopでんき」に乗り換えた場合、スマートセンサーに交換する必要がありますが、これはどの新電力会社でも同じです。
スマートセンサーは無料で東電等の大手電力会社が交換してくれますので、手間は一切かかりません。
紙の検針票はない。WEBまたはアプリで確認
紙の検針票では一ヶ月の電気使用量、電気料金しか分かりませんが、WEBやアプリだと過去のデータも見れます。
また、30分ごとの電気使用量も分かるので、節約意識に繋がると好評です。
申し込みはWEBのみ
電話での申し込みはできません。
しかしながら、電話なら混んでいる時間帯はつながらない可能性が高く、受付の時間も限られますが、WEBなら24時間、待たされる事無く申込ができます。
さて、いかがでしたでしょうか?
「Looopでんき」のメリット・弱点を口コミ・評判から探ってきました。
いずれにしても、実際に電気料金が安くなるかどうかはシミュレーションをしないと分かりません。
元々、割引のある方は、シミュレーション結果に割引を加味し、「Looopでんき」に乗り換えた場合、得か損かを判断するのが得策です。
最後に「Looopでんき」のキャンペーンについて触れます。
キャンペーン
「Looopでんき」では過去に何回かキャンペーンを実施しています。
今後の予定は未定です。
新生活応援キャンペーン
◇期間:2019年3月1日(金)〜 2019年3月31日(日) 23:59
◇プレゼント内容:QUOカードPay 3,000円分
◇対象エリア:全国エリア対応 ※沖縄離島を除く
◇対象プラン:QUOカードPay 3,000円分
最大30,000円キャッシュバック
電気料金比較ナビ「電気チョイス」から「Looopでんき」に申し込むと、最大30,000円のキャッシュバックがあると主張するサイトがありますが、誤りです。
「Looopでんき」はキャッシュバックの対象ではありません。
▶詳しくは⇒電気チョイスの評判・口コミは本当?メリット・デメリットは?