モバイルWiFiは、ポケットWiFiと呼ばれることもありますが、モバイルWiFiルーターが届いて設定を行うと、工事不要で、どこでもインターネット通信が出来るサービスです。
※このサービスそのものを「モバイルWiFiルーター」と呼ぶ場合もあります。
但し、モバイルWiFiは複数の業者がサービスを提供しており、何が違うのか、何を選べば良いのか分からないといいった方もおられるのではないでしょうか?
そこで、モバイルWiFiの違い及び選び方を徹底解説致します。

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モバイルWiFiとは?

モバイルWiFiの「WiFi(ワイファイ)」とは、無線LANのことです。
※「WiFi」は正確には「Wi-Fi」ですが、「WiFi」あるいは「wifi」と表記されることが多いです。

WiFi2

家庭などで光回線などを契約した時、ネットのつなぎ方には、以下の2種類があります。

①有線LAN
②無線LAN(=WiFi)

有線LANのメリット・デメリット

●メリット:速度が速い
●デメリット:ケーブルが邪魔・ケーブルの長さで使える範囲が決まる。

無線LAN(=WiFi)ののメリット・デメリット

●メリット:ケーブルが要らない。電波が届く範囲でインターネットにつながる。
●デメリット:ルーターが必要。有線LANに比べ速度が落ちる(最大6割程度)

モバイルWiFiのメリット

モバイルWiFiは上記(家庭の)のWiFiと比べると明らかです。

●工事不要
モバイルWiFiルーターが届き、設定を終えれば、即インターネットが利用できる。
●自宅だけでなく外出先でも利用可

モバイルWiFiのデメリット

モバイルWiFiの最大のデメリットは光回線に比べ速度が遅い点です。
モバイルWiFiの回線は以下の2種類です。

●LTE(4G)
●WiMAX

LTE(4G)の通信速度

LTE(4G)はスマホの通信回線です。
一般的に、LTE(4G)の通信速度は下り最大150Mbps上り50Mbps

尚、スマホのキャリアはau、docomo、softbank及び楽天がありますが、モバイルWiFiの「クラウドWifi」はau、docomo、softbankのトリプルキャリアから自動的に一番、繋がりやすい回線に繋がります。
※1キャリア回線のみのモバイルWiFiもあります。

LTE(4G)のメリットは繋がるエリアが広い点です。
※LTE(4G)回線のクラウドSIMのモバイルWiFiの比較は別記事をご参照ください。⇒モバイルWiFi「クラウドSIM」おすすめは?容量・料金・契約期間・解約金比較

WiMAXの通信速度

モバイルWiFiの回線にはWiMAX(通常WiMAX2+)があります。
WiMAX2+の通信速度は、一般的に下り最大440Mbps/上り最大30Mbps。

「クラウドWifi」に比べて下り最大速度が速いです。
但し、WiMAXにはデメリットがあります。
それは、

①LTE(4G)に比べてエリアが狭い
②LTE(4G)に比べて通信速度は早いが、建物の中等は通じにくい。

そこで、WiMAX回線を使ったモバイルWiFiでは、ハイスピードプラスエリアモード(4G回線)をオプションで付けている場合があります。
※WiMAX回線を使ったモバイルWiFiの比較は別記事をご参照ください。

モバイルWiFiとテザリングの違い

モバイルWiFiの特徴(メリット)は以下の2点です。

●工事不要
●電波が通じればどこでインターネット可

しかし、これだけ見るとあえてモバイルWiFiの契約をしなくてもテザリングで十分ではないかという考え方もあります。
※テザリングとは、スマホを起点としたWiFi接続です。

しかし、テザリングにはモバイルWiFiと比べて以下のデメリットがあります。

●モバイルWiFiに比べ速度が遅くなる
●データ通信量が多いとモバイルWiFiより高くつく
●電池の消耗が激しい
●テザリング中は他の動作が遅くなる。

以上から、動画やオンライン会議などを頻繁に利用するなら、モバイルWiFiが断然オトクです。

モバイルWiFiの種類と選び方

LTE(4G)かWiMAXか?

高度なゲーム主体に使う?

スピード重視であれば、WiMAXです。
但し、通常10Mbpsあれば、動画が問題なく視聴できると言われているので、余程動作が速いゲーム主体でインターネットを利用しない限り、LTE(4G)で十分とも言えます。

さらに、WiMAXがLTE(4G)より通信速度が速いですが、これは電波が繋がった場合の話。

どこで使う?

WiMAXはエリアが狭く、建物の内部は繋がりにくいので、何処で主にインターネットをするかによってもどちらを使うかが決まってきます。

ハイスピードプラスエリアモードの制限

WiMAX回線のモバイルWiFiには、WiMAXの電波が通じにくいデメリットを補うべく、ハイスピードプラスエリアモード(4G)がオプションで付いている場合があります。

但し、オプションは有料です。
さらに、通常、7GB/月のデータ通信量による速度制限あります。

データ容量

モバイルWiFiの料金プランは、月間データ容量に応じて料金が異なります。
月間データ容量は大きく、以下の3種類です。

●200GB又は無制限
●100GB
●100GB未満

200GB又は無制限

動画やゲームを主体にインターネットを使う場合、200GBないし無制限の容量がオススメです。

100GB

モバイルWiFiの利用者の約7割は月間のデータ利用料は100GBと言われているので通常は100GBあれば十分と言えます。

100GBで使える内容

100GB未満

上図は、月間100GBで使える内容の目安ですが、そんなにインターネットを使わないよという方は100GB未満のプランがオススメです。
※データ容量別モバイルWiFiの比較は別記事をご参照ください。

契約期間・違約金

契約期間は大きく以下の3種類です。

●3年
●2年
●1年

通常、更新月の解約には解約違約金がかかりませんが、それ以外の時期に解約すると解約金がかかります。
※モバイルWiFiの契約期間と違約金の比較表は別記事をご参照ください。

尚、オプショーンを付けることでいつでも解約金なしで解約できる「縛りなし」プランを用意しているモバイルWiFiサービスもあります。
※契約期間「縛りなし」オプションを用意しているモバイルWiFiの比較は別記事をご参照ください。

ルーター

モバイルWiFiでインターネット通信を行うには、モバイルWiFiルーターが必ず必要です。

ルーターの種類

ルーターは機種により性能が異なります。
モバイルWiFiによってはルーターの機種を選べる場合と、1種類のみの場合があります。

尚、モバイルWiFiルーターはレンタルの場合と購入の場合があります。

ルーターレンタル

ルーターレンタルの場合、通常レンタル料金は0円が多いです。
尚、解約時はルーターを返却する必要があります。

ルーター購入

ルーター購入の場合は、24回分割支払いのケースが多いです。
2年以内に解約する場合、ルーター残金の一括支払いが必要です。
尚、解約時にルーターの返却は必要ありません。