Canon(キャノン)インクジェットプリンター複合機TS9030でトラブル発生。
エラー表示は「サポート番号C000」。
指示に従って、出来ることをやってみたが直らない。
となると、修理になるが、修理で直るのか?
そもそも、インクジェットプリンターの寿命は?
Canon(キャノン)インクジェットプリンター複合機の修理料金(修理代)は?
修理するのと買い替えとではどちらが得?
調べてみました。

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家庭用インクジェットプリンターの寿命年数は?

メーカーの想定する寿命

機種や使用頻度によって変わるが、家庭用インクジェットプリンターの寿命を3~5年(2万枚)と想定しているメーカーが多いようだ。

部品の取り置き期間

そして、修理可能かどうかの判断は部品の取り置き期間に左右される。
部品の取り置き期間(=サポート期間)は一般的に5年。
※法律で最低5年間、部品を取り置きするよう決められている為

従って、5年を過ぎたインクジェットプリンターは部品の交換が必要な修理は不可となる。

部品の取り置き期間の開始日は?

最も、ここで注意すべきは、部品の取り置き期間の開始日。

通常、製品の保証期間(1年等)は購入日が開始日となるた、部品の取り置き期間の開始日はインクジェットプリンターの購入日ではなく、製造日(=発売開始日)と言う点。

例えば、今回故障したCanonインクジェットプリンター複合機TS9030は2017年9月に購入。
発売日は2016年9月。
発売日と購入日に1年の違いがある。

キャノンTS9030

部品の取り置き期限は2021年9月までとなり、後9か月しかない。
尚、これは部品取り置き期間を5年とした場合の話。
部品取り置き期間は最低5年と決まっているが、それ以上はメーカー側で決められる。

TS9030の場合はどれくらいだろうか?
これに関しては、Canonホームページに修理対応期間対象製品一覧が記載されている。⇒修理対応期間対象製品一覧【Canon】

それによると「PIXUS TS9030:2023年3月」とあり、2016年9月に発売されたことを考えると、修理対応期間は6年6ヶ月となる。

これを見る限り、修理対応期間はまだ2年ある。

CanonプリンターTS9030のトラブル

Canonプリンターでトラブル(エラー)が発生した時は、タッチスクリーンとパソコンにサポート番号が表示される。
「サポート番号」とはエラー識別番号で、エラーメッセージと合わせて表示される。
エラーが発生したときはサポート番号を確認し、それぞれの対処方法に従って操作する。

「サポート番号C000」とは?

タッチスクリーンのエラー表示

プリンターのタッチスクリーンに以下のエラー表示が出た。

サポート番号C00
プリンタートラブルが発生しました。
以下の対処をおこなってください。
1.本製品の内部に異物がないか固定部材がのこっていないか確認する
2.インクが正しくセットされているか確認する
3.本製品の電源を入れ直す
解決しない場合は、マニュアルを参照し、修理を依頼して下さい。

やってみたが、変わらず。
そこで、Canonホームページにはどのような記載があるか調べてみた。

Canonホームページの「サポート番号C00」原因と対処方法

【原因】
プリンタートラブルが発生しました。

【対処方法】
印刷を中止して、本製品の電源を切ってください。
続いて、以下のことを確認してください。

●プリントヘッドホルダーを固定している輸送用テープやつまった用紙など、プリントヘッドホルダーの動きを妨げているものがないか、プリントヘッドホルダーの動きを妨げているものがあれば、取り除いてください。
●インクタンクが正しくセットされているか、インクタンクは「カチッ」という音がするまでしっかり押してください。

最後に、本製品の電源を入れ直してください。
それでも回復しない場合は、キヤノンホームページから修理のお申し込み、もしくはパーソナル機器修理受付センターに修理をご依頼ください。

詳しくは、『設置・基本操作マニュアル』の「お問い合わせの前に」を参照してください。

C000原因と対処方法【Canonインクジェットプリンター】

対処する

「サポート番号C00」の対処方法は以下の3点。

①プリントヘッドホルダーの動きを妨げているものを取り除く
②インクタンクを正しくセット
③電源を入れ直す

実はこのエラーは今回が初めてではない。
前回は、プリントヘッドホルダーを左右に動かしたりを何回かしていると、直った。

しかし、今回はあれこれやってみたが直らない。

Canonマニュアルの記述

いよいよ、修理か?
しかし、修理を依頼する前に『設置・基本操作マニュアル』の「お問い合わせの前に」を参照、とある。

「サポート番号C000」に関しては、HPの記述と同じだ。
「お問い合わせの前に」はP48.
該当するのは「本製品の故障の場合は?」。

キャノンホームページから修理のお申し込み、もしくはパーソナルあ機器修理受付センターに修理を依頼して下さい。

Canonプリンター修理方法と修理代

前述のマニュアルP48の「お問い合わせの前に」⇒「本製品の故障の場合は?」には修理の申込方法が記載されている。

Canonプリンター修理依頼窓口

Canonプリンターの修理を依頼する方法は以下の2つ。

●WEB申込
●電話申込

WEB申込窓口

「らくらく修理便(引取修理)」というシステム。
修理したい製品を用意するだけ。
製品の梱包や宅急便営業所に持って行く必要がなく便利。

Canon「らくらく修理便(引取修理)」
Canonらくらく修理便

以下の製品が「らくらく修理便」の対象。
インクジェット複合機・インクジェットプリンター・コンパクトフォトプリンター・ミニフォトプリンター・ビジネスインクジェットプリンター・スモールオフィス向け複合機・レーザービームプリンター・パーソナル向けスキャナー・ドキュメントスキャナー・電卓・電子辞書・ポインター・ミニプロジェクター・パーソナル向けコピー

【修理の流れ】
①修理申込
②受付メール確認
③お引き取り
④修理
⑤お届け

電話申込窓口

マニュアルには、パーソナル機器修理受付センターの電話番号の記載があったので、電話をしてみたが、「この番号は現在使われていません」のメッセージが・・・。

●電話暗号:050-5555-99088
●受付時間:平日・土・日・祝日9:00~18:00(1/1~1/3を除く)

マニュアルには以下の記述も。
「受付電話番号・時間は予告なく変更する場合があります。あらかじめご了承下さい。」

修理の受付窓口の電話番号が変わったのか?

後で通話履歴を見たら最初の「0」が抜けていた。
後日、かけ直すと電話が繋がった。(1月18日PM2:20)
しかし、「電話が大変混雑しております・・・。」と言うアナウンスが流れ、会話は出来なかった。

尚、上記はパーソナル機器修理受付センターの電話番号。
対象商品は以下。

インクジェットプリンター、インクジェット複合機、スマホ専用ミニフォトプリンター(iNSPiC)、パーソナル向けスキャナー、電子辞書、電卓、ポインター

電話受付時間はマニュアルとHPでは若干異なる。
日・祝日の受付がなくなり、年末の休業日(12月31日)が増えた。
平日・土 9時00分~17時00分(12月31日~1月3日は休ませていただきます)

持込で修理

尚、マニュアルに記載はないが、持込で修理する方法も可能。
但し、修理・メンテナンスの持ち込み拠点(サービスセンター)は東京に2件、大阪に1件のみ。

修理・メンテナンスの持ち込み窓口一覧【Canon】

さて、Canonプリンターの修理依頼窓口は分かった。
肝心なのは修理料金(修理代)はいくらかということ。

Canonプリンター修理料金

Canonインクジェットプリンターの修理料金は機種によって細かく分かれている。

「らくらく修理便」を利用する場合は、修理料金にプラス3,000円(税別)かかる。
Canon【インクジェットプリンター】 修理料金について

ちなみにPIXUS TS9030の修理料金は15,000円(税別)。
これに「らくらく修理便」を利用すると3,000円(税別)がプラスされ合計18,000円(税込19,800円)。

ただ、問題は修理に出しても確実に直るという保証はない。
その場合も既定の料金がかかるのだろうか?
※これに関してはまだ確認できていない。

プリンターの修理と買い替え、どっちが得?

さて、ここでは、既定の修理料金(税込19,800円)を支払、修理が出来たと仮定して話をすすすめる。

私が2017年に購入した時の価格は30,000円(税込)。
何と修理料金は購入価格の66%もする。

プリンター買い替えサービス

Canon「プリンター買い替えサービス」
Canon「プリンター買い替えサービス」

Canonホームページには「プリンター買い替えサービス(らくらく買替便)」の記載があり、購入特典が4つある。

①お得な本体下取り
②安心の長期保証
③送料無料~最短翌日お届け
④嬉しい購入特典

お得な本体下取り

不用になったプリンターの処分方法は色々ある。
無料で処分できるケースもあるが、有料の場合もある。⇒プリンターの処分・廃棄方法と費用~無料で処分するには?

Canonの「プリンター買い替えサービス」を利用すると、無料で処分できる。
しかも2000枚ル(1000円相当)が貰える。

安心の長期保証

通常1年のメーカー保証が2年に延長。

送料無料~最短翌日お届け

プリンターを早く使いたい時に重宝する。

嬉しい購入特典

あんしん遠隔サポート(初期セットアップ)を無料で利用できる。

Canonおすすめのプリンター

Canonが「プリンター買い替えサービス」で一番人気のオススメモデルとして掲載しているのが、A4複合機(コピー・スキャン付)PIXUS TS8330。
本体価格は26,400円(税込)。

Canonホープページでは新モデル「TS8330」を旧モデル「MG7730]と比べて、買い替えのメリットをアピールしている。

故障したTS9030の修理料金19,800円との差額は6,600円。
こうなると断然、買い替えがお得だ。

CanonプリンターPIXUS TS8330の最安値は?

楽天・Amazon等の大手通販サイトでは、CanonプリンターPIXUS TS8330の値段はいくらだろうか?
調べてみたところ23,800円(税込)。
Canonの「プリンター買い替えサービス」より2,600円安い。
但し、購入特典はない。

尚、Canon「プリンター買い替えサービス」を利用するには「キャノンオンラインショップ」の会員登録が必要。
新規登録で、キヤノンオンラインショップの1,000円OFFクーポンプレゼント実施中。

1000円OFFクーポンを使い「らくらく買替サービス」でCanonプリンターPIXUS TS8330を購入すると、支払金額は25,400円(税込)となり、と大手通販サイトとの差額は1,600円。
しかし、特典が付くので、「らくらく買替サービス」の方が得に思える。

印刷スピードやインク代はどうなのか?

以上で見る限り、CanonプリンターPIXUS TS9030を修理に出すより、CanonプリンターPIXUS TS8330に買い替えた方が、お得だ。

但し、本体価格だけで比較するのは賢い方法ではない。
インクの消耗はどうか?インク代はどうか?
トータル的に考える必要がある。

これに関しては別記事で考察します。