ネットの混雑時に「接続が遅い」ということはありませんか?
原因はIPv4通信にあるかもしれません。
IPv6であれば、混雑時も高速通信が可能です。
但し、WiFi接続にはIPv6対応のプロバイダーとIPv6対応の無線LANルーターが必要です。
Aterm WG1200HP3とAterm WG1200HS3は、いずれもIPv6対応ですが、何が違うのでしょうか?
また、どちらがオススメなのでしょうか?
Aterm WG1200HP3とAterm WG1200HS3の違いを徹底比較します。
IPv6通信を実現する方法
ネット混雑時の「接続が遅い」問題を解決する方法の1つがIPv6通信です。
IPv6通信を行うには、IPv6対応のプロバイダーとルーターが必要となります。
▶通信方式について詳しくは⇒IPv4・IPv6・IPv4overIPv6・v6プラス/IPoE・PPPoEの違いを徹底解説
IPv6対応のおすすめプロバイダーは?
IPv6対応のプロバイダーには以下があります。
・GMOとくとくBB(ドコモ光)
・BIGLOBE(ビッグローブ光)
・@nifty(@nifty光)
・DMM.COM(DMM光)
・So-net(So-net光)
・Yahoo!BB(ソフトバンク光)
▶関連記事:v6プラス対応プロバイダー比較~おすすめのプロバイダーは?
IPv6対応の無線LANルーターのおすすめメーカーは?
上記のようにIPv6対応のプロバイダーは複数あります。
では、IPv6対応の無線LANルーターなら何でもよいかというとそうとも限りません。
各プロバイダーのサポートページで、動作確認をした無線LANルーターが掲載されています。
以下は、ビッグローブ光のサポートページです。
ビッグローブ光では、上記以外に動作確認したIPv6対応ルーターのメーカーと機種を掲載しています。
メーカーは、BUFFALO、アイ・オー・データ、NTTドコモ、NECプラットフォームズ、エレコム、TP-Link、アライドテレシス。
プロバイダーが推奨する無線LANルーターから選ぶのが無難です。
ここでは、無線LANルーターとして評価の高いAtermシリーズ【NEC製】を取り上げます。
NECの無線LANルーター
ビッグローブ光の公式サイトでは、IPv6オプションに対応している機種として以下の3商品を推奨しています。
・Aterm WG2600HP3 [Version1.2.0]
・Aterm WG1900HP2 [Version1.1.2]
・Aterm WG1200HP3 [Version1.1.1]
ちなみにビッグローブ光では、無線LANルーターのレンタルも行っています。貸出される無線LANルーターは、以下です。
・Aterm WG1200HS3
・Aterm WG1200HP3
・Aterm WG1810HP(JE)
上記を見比べると、Aterm WG1200シリーズにはHS3とHP3があるのがわかります。
Aterm WG1200HS3とWG1200HP3の違いは何でしょうか?
Aterm WG1200HS3とWG1200HP3の違い
Aterm WG1200シリーズの種類
実は、Aterm WG1200シリーズには、HS3とHP3以外にもWG1200CRとWF1200CRがあります。
但し、IPv6対応の無線LANルーターははWG1200HS3とWG1200HP3です。
まずは、値段の違いを見てみましょう。
Aterm WG1200HS3とWG1200HP3の値段の違い
Aterm WG1200HS3の値段
大手通販サイトの楽天、Amazon(アマゾン)でAterm WG1200HS3の最安値を調べてみました。
●楽天:4,634円(税込)送料無料
●アマゾン:4,483円(税込)送料無料
※価格は変動します。価格・送料はショップによって異なります。
Aterm WG1200HP3の値段
大手通販サイトの楽天、Amazon(アマゾン)でAterm WG1200HP3の最安値を調べてみました。
●楽天:6,237円(税込)送料無料
●アマゾン:6,070円(税込)送料無料
※価格は変動します。価格・送料はショップによって異なります。
Aterm WG1200HS3とWG1200HP3では、WG1200HS3の方が1,000円以上安いです。
次に基本性能の違いです。
Aterm WG1200HS3とWG1200HP3の基本性能の違い
Aterm WG1200HS3の基本性能
Aterm WG1200HP3の基本性能
Aterm WG1200HS3もWG1200HP3も基本性能は全く同じです。
次に機能の違いを見てみます。
Aterm WG1200HS3とWG1200HP3の機能の違い
Aterm WG1200HS3とWG1200HP3の機能の違いを調べてみると、大半が両方に共通した機能
ですが、一部WG1200HS3にしかない機能とWG1200HS3にしかない機能がありました。
Aterm WG1200HS3の機能
Aterm WG1200HP3の機能
WG1200HS3とWG1200HP3の片方にしかない機能
●Aterm WG1200HS3にしかない機能
■その他こんな機能も!
・【オートチャネルセレクト】で電波状況の良いチャネルに自動切り替え…[1]
・環境に配慮した省エネ設計…[2]
・重要なソフトウェアは自動で更新[3]【メンテナンスバージョンアップ機能】
●Aterm WG1200HP3にしかない機能
■【バンドステアリング】&【オートチャネルセレクト】で電波の混雑を回避
・【バンドステアリング】で混雑していない周波数帯を自動選択
・【オートチャネルセレクト】で電波状況の良いチャネルに自動切り替え…[1]
■環境に配慮した省エネ設計…[2]
■重要なソフトウェアのバージョン更新を自動で実行…[3]
よくよく見比べてみると、同じ項目が混じっていました。
結局、Aterm WG1200HP3にあってAterm WG1200HS3にない機能は、『【バンドステアリング】で混雑していない周波数帯を自動選択』です。
Aterm WG1200HP3は2つの混雑回避機能で安定通信が可能です。
インターネット上の動画や音楽がスムーズに楽しめるので、動画や音楽を利用することが多い方には、Aterm WG1200HP3がオススメです。
あまり動画や音楽を利用する機会のない方にはAterm WG1200HS3で問題ないといえそうです。